ミツバは、香味野菜の一種である。 [添付] 写真撮影:青木繁伸(群馬県前橋市) 科名:セリ科ミツバ属 学名:Cryptotaenia japonica 原産地:日本 生態:多年草 わが国の各地や南千島、朝鮮半島や中国に分布する多年草で、山地に分布するほか、野菜として畑で栽培されるほか、現在流通しているものの多くは水耕栽培される。 茎は直立し、草丈は30cm~60cmに達する。葉は根の近くから曲がって横に張りだして互生し、長い柄の先に3枚の小葉からなる複葉をつける。和名はこの性質に由来する。 茎や葉の裏面には光沢がある。初夏に茎の頂点に白色ないしは薄紫色の小さな花を咲かせる。香りのある葉をお浸し、吸い物、卵とじ、揚げ物、炒め物にして食する。 現在流通するミツバは3つのタイプに分けることができ、野生に近い環境で栽培した「根三つ葉」、密植して茎を細く育てた「糸三つ葉」、軟化栽培で根を切り取った「切り三つ葉」が流通する。