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• ブラシノキ へ行く。
  • 1 (2025-05-15 (木) 00:15:35)

ブラシノキ(刷子樹)とは、観賞用植物の一種である。

画像出典:いずれも自宅近くにて筆者撮影


科名:フトモモ科ブラシノキ属
学名:Callistemon speciosus
原産地:オーストラリア
生態:常緑低木


　オーストラリアが原産の常緑低木で、我が国には明治の中頃に渡来し、爾来異国情緒を醸し出す花木として庭に植えられるほか、後述する花の見た目が衆目を集めることを期待して植物園にも植えられることが多い。
樹高は2mから3mほどとなり、手入れがしやすい。葉は先端の尖る披針形で、革質となる。5月から6月にかけて、また気温がその時期と近くなる9月下旬から10月にかけて枝先に全長5㎝~10㎝の鮮やかな紅色の穂状の花序をつける。この花序はさながら真っ赤な試験管を洗うためのブラシを思わせる見た目で、「ブラシ」の名称もむべなるかなといった具合である。このブラシの毛状の部分は、雄しべと雌しべである。花が満開になるころにはごく小さな花弁と蕚は脱落してしまう。花の後には極小の臼のような形状の蒴果を枝にびっしりと付着したように実らせるが、これは数年間枝に残っている。熟すとやや光沢の出た灰褐色になるため、そのサイズや形状からしばしば昆虫の卵と勘違いされがちである。

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