フトモモ(蒲桃)は、果樹の一種である。 [添付] [添付] 画像出典:福岡市植物園にて撮影。花の画像はhttps://botanic.jp/plants-ha/futomo.htm 科名:フトモモ科フトモモ属 学名:Syzygium jambos 原産地:熱帯アジア 生態:常緑小高木 熱帯アジアが原産の常緑小高木で、わが国には江戸時代に渡来し、沖縄県で栽培されるほか、各地の植物園に栽植される。3月から4月に多数のおしべを持つ白い花を咲かせる。 花はバラに似た芳香があるため、荒涼として利用される。果実は直径4㎝ほどになり、初夏に黄色く熟する。味は薄いが、水分や芳香があって食用にされた。 和名のフトモモは、中国語の蒲桃(ホータオ)が沖縄島に導入された際、「フートー」と呼ばれ、それが本土に入って「フトモモ」と呼ばれるようになったという。明治期の植物図鑑「有用植物図説」には「フタウ 蒲桃」の名称で記載されている。