フサスグリとは、果樹の一種である。わが国では「カラント」という名称でも知られる。 [添付] 画像出典:https://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_2490.htm「四季の山野草」の「フサスグリ」のページから。 科名:スグリ科スグリ属 学名:Ribes rubrum 原産地:ヨーロッパ北部~アジア北西部 生態:落葉小低木 ヨーロッパ北部からアジア北南部の原産の落葉小低木(灌木)で、冷涼な気候を好み、明るい林内や林縁に生える。わが国には明治初期に渡来し、果樹として栽培される。 樹高は1mないしは1.5mで、枝にはとげがない。葉は浅く3~5裂する。4月から5月ごろ、総状花序を出して淡黄緑色の花を咲かせる。果実は一房に15個ほどの小さな球形の果実(液果)をつけ、7月から8月にかけて鮮やかな紅色に熟し、透き通った見た目を呈する。 この果実は甘酸っぱい風味があり、生食されるほか、ジャムや果実酒にする。