フキとは、野菜の一種である。 [添付] [添付] [添付] 画像出典:(上)(中)いずれもhttps://botanic.jp/plants-ha/fuki.htm フキの葉柄と「ふきのとう」/(下)https://botanic.jp/plants-ha/fuki.htm アキタブキ。 科名:キク科フキ属 学名:Petasites japonicus 原産地:日本 生態:多年草 我が国が原産の宿根草で、葉は根生し、葉の形状は円形で周囲にはまばらに鋸歯がある。直径は30㎝以上で、柄の長さは60㎝になり、表面には灰色を帯びた白色の毛が生えている。 細長い地下茎が地中にめぐらされており、そこから葉を出す。雌雄異株で、早春に大きなうろこ状の苞で包まれた花穂を出す。この花穂が「ふきのとう」と呼ばれる。 いつ頃栽培が始まったかは不明だが、平安中期(928年)に編纂された「延喜式」には記載されており、官人向けに栽培が始まったとされる。葉柄や「ふきのとう」は佃煮や天ぷらにして食用にする。 北海道や東北地方に自生し、秋田県で多く栽培されるアキタブキ(P.amplus)は葉が巨大で、大味ながらも長さ1.5mに及ぶ葉柄を砂糖煮にして食用にする。