ヒュウガナツとは、柑橘類の一種である。 [添付] 画像出典:自宅近くの園芸店にて撮影 科名:ミカン科ミカン属 学名:Citrus tamurana 原産地:日本 生態:常緑低木 我が国で江戸後期(1820年)に、日向(宮崎県)にて実生の木が発見されたのが最初であるとされる。 本種はユズとザボンの種間雑種であるとされ、樹高は3m~5m程度に達し、楕円形の葉は光沢があって互生する。3月に直径3㎝の白い花を咲かせる。冬に黄色い真球形の果実をつけ、果実はウンシュウミカンより一回り大きく、ナツミカンより小さいことから、「コナツミカン」の名称でも呼ばれる。果実の重さは180gから200gで、生食することができ、グレープフルーツやレモンに似た風味がある。
[添付] 画像出典:自宅近くの園芸店にて撮影 ヒュウガナツの自然交雑実生で、果実表面は凹凸があり、果頂部にはリングがあるのが特徴である。2月から3月に果実が熟し、果実は芳香があって酸味が少なく、糖度が高いので生食に向く。