パンノキとは、熱帯果樹の一種である。 [添付] 画像出典:夢の島熱帯植物館にて撮影 科名:クワ科パンノキ属 学名:Artocarpus communis Forst. 原産地:ポリネシア 生態:常緑高木 太平洋諸島のポリネシアを原産地とする、10m~20mに達する常緑高木である。葉は大きく、掌状に7~9裂 花は単性花でそれぞれ花序を形成し、雌雄同株である。果実の直径は直径15㎝~25㎝で、果肉にはでんぷんを含み、焼いて食す。 フィジーやサモアなどでは主食とされるため、入植者によりBreadfruitの名称がつけられたが、風味はパンというよりも、サツマイモに近いという。 栽培品の多くはタネ無しだが、種子のある品種も存在する。この場合は種子が焼いて食され、クリに似た風味であるという。現在はポリネシアだけでなく東南アジアや各地の植物園で栽培される。