ハスは、水生植物の一種である。 [添付] 画像出典:https://botanic.jp/plants-ha/hasu.htm 科名:ハス科ハス属 学名:Nelumbo nucifera 原産地:インド 生態:水生多年草
熱帯から温帯南部に分布する水生植物である。わが国では有史以前から栽培され、神社や仏閣で演技担ぎの植物として栽培されてきた。 湿田や浅い沼の中に生息し、地下茎(いわゆる「蓮根」)を引いて繁殖する。春に芽を出し、当初は柄の短い「浮葉」を生じるが、気温が上がるにつれて長い柄を持つ葉を生じる。 花は直径10㎝~25㎝で、花梗の上に立つ。花弁の数は多く、白色や桃色である。種子はいわゆるナッツで、両端がとがり、先端は少しくぼむ。 花は切り花などの観賞用にされるほか、地下茎は蓮根の名称で食用にされ、種子もナッツとして食用になる。種子は寿命がかなり長いことで知られ、大正時代に植物学者・大賀一郎が縄文時代のハスの種子を発芽させたという。