ネムノキ(合歓木)とは、樹木の一種である。
画像出典:いずれも東京都薬用植物園にて撮影 科名:マメ科ネムノキ属 学名:Albizzia julibrissin Durazz. 原産地:本州~九州 生態:落葉小高木 本州から九州の山地に生え、海辺の砂防や花の鑑賞のため、街路樹や庭木として植えられることもある。 落葉小高木で、樹高は6m~9mである。葉は枝に互生して、二回羽状複葉、長さは15㎝から30㎝で、小葉は長さ0.7㎝~1.3㎝となり、昼には葉は開いているが、夜には閉じて垂れ下がるようになる。この様子を、人が眠る様子にたとえて「眠りの木」と呼んだのが「ねむのき」と訛ったのである。 6月から8月上旬にかけて漏斗状に桃色の花を咲かせ、散形上に多数束生する。額は筒状で5つに分かれ、花冠は上部が5つに裂け、蕚の3倍以上の長さになる。8月中旬から9月にかけて薄いさやを持つ豆果を実らせる。