ナンテンハギ のバックアップ(No.1)

ナンテンハギ(南天萩)とは、山菜の一種である。
[添付]
画像出典:小石川植物園にて筆者撮影


科名:マメ科ソラマメ属 
学名:Vicia unijuga
原産地:日本、朝鮮、中国、サハリン、シベリア東部
生態:多年草


 我が国の北海道から九州、朝鮮半島、中国、サハリン、シベリア東部にかけて分布する多年草である。
山野に生息し、草丈は30cmから60㎝となる。茎には四つの稜があり、直立するか斜めに立ち上がり、やや横に広がったようになる。葉は二出複葉で短い柄があり、互生する。小葉は卵形から長楕円形で先端が尖り、一見するとナンテンの葉の付き方を思わせる。花期は長く、6月から10月にかけて葉腋から花梗を伸ばして総状花序をつけ、鮮やかな紫色ないしはバイオレットカラーの小さな蝶型花を咲かせる。この花はハギの類のそれによく似ており、前述のナンテンのような葉と萩のような花ということで、「ナンテンハギ」という和名がつけられた。
 岐阜県では本種の若い苗や茎、つぼみを「アズキナ(小豆菜)」「たにわたし」という名称で山菜として食する。さっとゆでたのちに油いためや天ぷら、汁の実やおひたしにするという。食用以外にも、生薬として若葉や根を「三鈴子」と称し、強壮に用いるほか、山野草として植物体を観賞用とする。

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