ツルナ(蔓菜)とは、野菜の一種である。 [添付] 画像出典:東京都薬用植物園にて撮影 科名:ハマミズナ科ツルナ属 学名:Tetragonia expansa 原産地:日本、中国、オセアニア、中南米 生態:多年草 日本、中国、オセアニア、中南米が原産の多年生の植物で、わが国には「大和本草」にすでに名前が出ている。海岸の砂地や岩場に生息する。日当たりのいい酸性土を好み、畑に栽培されることもある。 草丈は60cmほどになり、横に這うようにして成長する。葉はやや多肉質で、三角形で表面はビロード質である。春から秋にかけて黄色く小さな花を咲かせ、花の後には小さな蓋果をつける。 葉は野菜として食用になり、てんぷらやゆでておひたしにする。[ホウレンソウ]]に似た風味である。その風味から英語圏ではNew Zealand spinachと呼ばれるが、これはニュージーランドで本種を発見し、欧州に伝えた18世紀の探検家・キャプテンクックにちなんでいる。