チャイブとは、ハーブの一種である。 [添付] 画像出典:福岡市植物園にて筆者撮影 科名:ヒガンバナ科ネギ属 学名:Allium schoenoprasum var.schoenoprasum 原産地:日本を含めたユーラシア 生態:多年草 別名:エゾネギ(蝦夷葱) 本州北部や北海道近くの海岸近くに生息するか、またハーブとして栽培される多年草である。わが国には江戸時代に渡来したものとみられ、「本草図譜」には記載がみられる。 鱗茎はタマネギのように薄い鱗片葉に包まれる。葉は円柱形で、中空で直径5㎜程である。初夏に高さ20㎝~40㎝の花茎をのばし、薄い赤紫色または白色の花を咲かせる。花序は初め膜のような苞葉に包まれる。 花被片は6つあり、アサツキより長く、雄しべよりはるかに長い。冬に地上部は枯れるが休眠はしない。 全体的にネギのような独特の臭気があり、食用になる。葉を小葱のように刻み、チーズやバターと練り込んで風味づけに使ったり、スモークサーモンやスープに散らす。また、花もつぼみが開く前のものを食することができる。