ダイオウショウ(大王松)とは、樹木の一種である。 [添付] 画像出典:牧野記念庭園において筆者撮影 科名:マツ科マツ属 学名:Pinus palustris 原産地:北アメリカ東南部 生態:常緑高木 北米原産のマツの一種である。マツの中でも葉は最大になり、50cm以上になる。樹高はわが国では25m内外になることが普通だが、現地では40m以上になることも珍しくない。球果もマツ類の中では最大で、15cmから25cmになり、球果が冬の花材として出回ることがある。このように、葉も球果も樹高も全てがビッグな本種の「大王」のネーミングは決して伊達じゃあないのである。樹皮は灰色がかった黒みのつよい褐色で、表面が亀の甲羅のようにひび割れるのが特徴である。わが国では東北地方以西の比較的温かい地域に植栽され、庭木や公園樹として、そして若木は鉢植えの観葉植物として利用される。