タチビャクブとは、薬草の一種である。 [添付] 画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影 科名:ビャクブ科ビャクブ属 学名:Stenoma sessilifolia 原産地:中国 生態:多年草 中国が原産の多年草である。わが国には江戸時代に渡来し、時に栽培される。草姿は同属のビャクブとは異なりつる性とならず、直立し、草丈は30㎝から40cmとなる。 茎は毛がなく、角がある。葉は3枚から5枚が茎に輪生し、短い絵があって長さは3cmから4cmほどである。初夏、葉の上に上向きに薄い緑色のy米の花弁からなる花を開き、細い花柄の下半分は葉と癒着するので、葉から花が咲いたような変わった見た目になる。地下に、ビャクブと同じように肥大した紡錘状の塊根を持つ。 根が百部根という生薬になる。咳止めやセンチュウの駆除に効果があるという。