タイガーナッツ のバックアップ(No.1)

タイガーナッツとは、草本の一種である。
[添付]
画像出典:東京薬科大学薬用植物園にて筆者撮影


科名:カヤツリグサ科カヤツリグサ属
学名:Cyperus esculentus
原産地:ヨーロッパ、北アフリカ
生態:多年草
別名:ショクヨウガヤツリ、キハマスゲ


 ヨーロッパや北アフリカが原産の多年生植物で、現在は北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアの世界各地に移入し、分布している。わが国では1980年頃に栃木県の那須の酪農家の圃場で発見されたのを皮切りに、各地で発見が相次ぎ、現在は東北地方から四国・九州までの各地に分布が拡大している。これほどまでの分布域を広げた原因は、史料として輸入された干し草の中に、本種の種子が混じっていたからではないかと推測されている。この野生型のものは「キハマスゲ」とよばれ、畑や田に好んで生息するが、しばしば病害虫の発生源となるので、外来生物法により要注意外来生物に指定されている。
草丈は0.3 mから1.2 mになり、夏から秋にかけて15個から30個の鱗片からなる黄褐色の小穂を出し、花を咲かせる。種子からでも繁殖するが、塊茎からも容易に繁殖し、生育条件が良ければ600個もの塊茎ができることがある。
地中海沿岸域や西アフリカなどでは食用として栽培されており、このため「ショクヨウガヤツリ」という和名がつけられている。我が国でも栽培化されたものが「タイガーナッツ」という名称で知られる。食用になる部分は「ナッツ」と称されるが、実際はその部分は果実ではなく小さな粒状の塊茎である。血糖値の上昇の抑制や、抗酸化作用や抗酸素作用があるとされ、健康食品として流通する。

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