セイヨウミザクラとは、果樹の一種である。ふつう「サクランボ」の名称で知られる。 [添付] 画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:314_Prunus_avium.jpg?uselang=ja 科名:バラ科サクラ属 学名:Prunus avium 原産地:ヨーロッパ 生態:落葉高木 ヨーロッパ原産の落葉高木で、わが国には明治時代に渡来し、今では世界中で栽培される。樹高は5m~6mに達し、3月から4月にかけて白い花を咲かせる。5月から6月にかけて食用になる果実を実らせる。果実は核果で、表面は艶があり、果実色は鮮やかな赤色や黒みの強い赤色で、中心に一つ種子がある。果実は生食されるほか、ジャムやリキュールにされる。 果実は雨に弱く、雨粒が当たると割れてしまって商品にならなくなるため、梅雨でも雨の少ない長野や山梨、山形県などで栽培されている。「佐藤錦」「ナポレオン」などの優良品種が多くある。
[添付] 画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Prunus_cerasus_-_K%C3%B6hler%E2%80%93s_Medizinal-Pflanzen-113.jpg 原産地はトルコあたりで、特徴はセイヨウミザクラに似るが、果実は酸味が強いため生食には向かず、肉料理のソースなどに用いられる。また、砂糖漬けやジュース、ジャムに加工される。