シオニラとは、海草(かいそう)(海藻とは似て非なる種子植物)の一種である。 [添付] 画像出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Syringodium_isoetifolium 英語版ウィキペディアの「Syringodium isoetifolium」のページから。 著作者:Philippe Bourjon(CC BY-SA 3.0) 科名:シオニラ科シオニラ属 学名: Syringodium isoetifolium 原産地:アジア南部、オセアニア、アフリカ 生態:多年草 奄美群島や沖縄、アジア、太平洋諸島、オーストラリア、南アフリカなどの熱帯地域や亜熱帯地域に分布する多年草で、低潮線以下数mほどの海底に生息する。 葉身は棒状の円柱形で、その棒状の見た目と、トチカガミ科の海草であるアマモ?によく似た見た目からボウアマモの別名でも知られる。葉身は全長7cmから30cmになるまで成長し、直径は1㎜から2㎜と極細である。これほど全長に差がある理由は生育環境によるもので、生育場所に本種しか存在しない場合は50㎝程に成長することもあるが、生育場所に他の植物種が生える場合は7㎝程になるのである。 雌雄異株で、花茎を長く伸ばし、その先端に集散花序をつけ、それぞれの花は苞で包まれる。雌花は離れたような2枚の心皮から構成され、花柱は二又となる。