コムギとは、重要な作物の一種である。 [添付] 画像出典;https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Triticum_aestivum_-_K%C3%B6hler%E2%80%93s_Medizinal-Pflanzen-274.jpg 科名:イネ科コムギ属 学名:Triticum aestivum 原産地:西アジア 生態:一年草 西アジアが起原の作物で、多くの品種があり、現在は世界中で栽培される穀物である。円柱形の茎は束生し、高さは1mに達する。茎の内部は中空で直立し、平滑である。 葉は互生し、両面に毛はなくて柔らかい。晩春に花を咲かせ、穂は単一の穂状になり、長さは6㎝~10㎝である。 この穂は小穂が集合してできたもので、花穂の中軸の両側に相続してつく。これの長さは1㎝ほどで、4個から5個の小さな花からなっている。 わが国には縄文時代後期にイネと共に渡来し、イネとともに重要な作物としての地位を確立してきた。鎌倉時代の農村では、コメとコムギを交互に栽培する二毛作の携帯が行われていた。 脱穀したのち製粉してうどんや中華麺などの麺類やパン、まんじゅうなどの菓子や醤油、味噌など様々な食品に加工される。コムギからの味噌や醤油は特に九州地方で好まれる。