コウサイタイ(紅菜苔、ホンツァイタイ)とは、中国野菜の一種である。
画像出典:https://botanic.jp/plants-ka/kousai.htm 「ボタニックガーデン」の「こうさいたい」のページから。(左)コウサイタイ。(右)「オータム・ポエム」。 科名:アブラナ科アブラナ属 学名:Brassica rapa var.chinensis 原産地:中国 生態:多年草 中国の揚子江中流域が原産で、原産地では唐の時代から栽培されてきたものの、わが国にはなかなか渡来せず、昭和時代になってからようやく渡来した野菜である。 草丈は50㎝から60㎝程で、葉は鮮やかな濃緑色で葉脈や葉柄、茎が紅紫色になる。それゆえ「紅菜苔」の名称がある。春に茎の頂点に黄色い十字型の花を複数咲かせる。 早春の花が1個~3個開いた株を摘み取り、油炒めや汁物で賞味する。葉や間引いた苗も青菜として食用にできる。 現在は、同じく中国が原産のアブラナ科の野菜である菜心(ツァイシン)都の交配種である「オータム・ポエム」という野菜がサカタのタネにより作出され、家庭菜園などで栽培される。