ケンポナシとは、樹木の一種である。 [添付] 画像出典: 科名:クロウメモドキ科ケンポナシ属 学名:Hovenia dulcis 原産地:日本、中国、朝鮮半島 生態:落葉高木 北海道奥尻島と本州、四国、九州および朝鮮半島、中国に分布する。山野に生息する落葉高木で、樹高は17mに達する。 全体に毛はなく、樹皮は黒みの強い灰色である。小枝は紫がかった褐色で、皮目がある。葉は長さ8㎝~15㎝。初夏に花を咲かせる。 果実は初冬に熟し、黒紫色に変色するが、果柄は木質化しながらも肥厚し、樹から落下するが、果実とこの部分は甘みがあって食用にすることができる。 材は建築在位や家具、楽器に用いる。 和名のケンポナシは、果実の形状を手になぞらえて「手棒梨」と呼んでいたものがなまったものであろう。