※※ 本項の内容は、悪用厳禁です!※※ 本項では、ケシの植物としての特徴や、利用の歴史について述べています。しかし、わが国ではあへん法のもと、無免許でのケシ(いわゆる「阿片けし」)の栽培、ならびに所持が禁止されています。決して本項に記載されている事項を実行なさることのないよう、お願いします。(筆者より) ケシは、有用植物の一種である。 [添付] 画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影。フェンス越しの撮影。 科名:ケシ科ケシ属 学名:Papaver somniferum 原産地:地中海から小アジアにかけて 生態:二年草 地中海沿岸から小アジアが原産の二年草で、わが国には室町時代に渡来し、薬草として栽培されてきた。茎は直立し、草丈は1m~2mになる。葉は灰緑色の長楕円形から長卵形で互生し、縁には不規則な鋸歯があり波打つ。葉の根元は茎を抱くような形になっている。4月から5月にかけて4枚の花弁からなる花を咲かせ、花の色は赤色や白色、マゼンタピンクや薄桃色、紫色など多彩である。写真の品種は、英国で園芸用に品種改良されたもので、「ポンポン咲き」の品種である。