クロダネカボチャとは、野菜の一種である。 [添付] [添付] 画像出典: 科名:ウリ科カボチャ属 学名:Cucurbita ficifolia 原産地:アメリカ大陸 生態:多年草 アメリカ大陸が原産のつる性植物。栽培されるカボチャ属の中で、唯一多年草の性質を持つ。 草姿はほかのカボチャ類と近いが、葉の形状は3~5つに分かれ、イチジクの葉に似た形状である。学名のficifoliaは、「イチジクのような葉を持つ」という意味である。 果実はスイカやメロンと見まがうような見た目をしており、表皮の色は白色で、緑色の細かい網目状の模様が入る。果実内部の種子は黒色で、和名はここからきている。 果肉は熟したものは繊維質でほぐすことができ、キンシウリとよく似ているが、キンシウリとは異なり、果肉は白色である。このほぐした繊維をスープに入れ、ふかひれの代用品とする。中国では「魚翅瓜」と呼んでいるが、それはこの果肉の性質に由来する。また、リンゴ大の未熟な果実はピクルスにして食する。キュウリに似た味であるという。砂糖を加えてジャムにすることもある。