クズウコンは、有用植物の一種である。 [添付] 画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影 科名:クズウコン科マランタ属 学名:Maranta arundinacea 原産地:中央アメリカ 生態:多年草 林地や湿地に自生する常緑多年草で、わが国には明治時代末期に渡来している。 現在は地下茎からでんぷんをとるために、各地の熱帯地域で栽培される。 和名の「クズウコン」は「屑鬱金」ではなく「葛鬱金」という意味で、クズのようにでんぷんを採取することができ、かつ見た目がウコンに似ていることによる。 「アロールート」の名称でも呼ばれるが、この名称はサトイモ科のタシロイモ(ポリネシアン・アロールート)やカンナ科のショクヨウカンナ(イーンズランド・アロールート)にも用いられることがある。