ガジュツとは、採澱粉用の有用植物である。 [添付] 画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影 科名:ショウガ科ウコン属 学名:Curcuma zeodaria 原産地:インド 生態:多年草 ヒマラヤ原産の多年草で、インドやスリランカ、インドネシアなどで栽培されている。わが国には江戸時代(享保年間)に薬草として渡来している。草丈は1mで、若い葉の葉脈は紫色である。夏から秋に淡い黄色の花を咲かせる。 地下で棒状の根茎が肥大し、この根茎は淡い黄色で芳香を持ち、澱粉が含まれている。 この根茎からでんぷんを取り食用とするほか、花や葉も野菜として食用にする。現在は根茎を乾燥させて健医薬とする。