カンナとは、園芸植物の一種である。 [添付] [添付] [添付] 画像出典: (上)福岡市植物園にて撮影 (中)神代植物公園にて撮影。「ベンガル・タイガー」という園芸品種である。 (下)東京都豊島区池袋にて撮影。黄色い花を咲かせる品種。 科名:カンナ科カンナ属 学名:Canna×generalis L.H.Bailey 原産地:東南アジア 生態:多年草 別名:ハナカンナ ダンドクと同属の別種間の人工交配により、園芸的に作出された雑種の多年草である。わが国には明治末期に渡来し、観賞用のため庭園や街路、花壇や温室に植えられる。 草丈は1mから2mで、冬になると地上部が枯れ、地下にある球根の姿で冬を越す。茎を切ると粘液を出す。 葉は全長30㎝から40㎝で、表面に光沢のある革質である。夏から晩秋にかけて、直径10㎝程の花を咲かせ、3個の短い蕚片を持ち、3枚の花弁は蕚片より長くなる。 雄蕊5片はすべて花弁となり、内側の1片の側方にのみ葯が付く。花色は赤、橙、黄と暖色の系等が多く、葉も鮮やかな緑色ないしは写真中段のように黄色い斑が入るものがある。