カンチクとは、竹の一種である。 [添付] 画像出典: 科名:イネ科カンチク属 学名:Chimonobambusa marmorea(Mitford) Makino 原産地:日本 生態:常緑タケ 我が国が原産の竹類で、現在は各地にみられるが、もともとの生息地は特定されていない。 茎、いわば稈は黄色または黒紫色で、直径2cmと細い。稈の全長は普通2mほどであるが、生育状況によっては5~6mになることもある。節に金色の名が毛が生え、皮には虎皮模様を思わせるような黒褐色の斑点と光沢が出る。長さ6cm~15㎝、幅8~12㎜程度の披針形の葉をつけ、葉色は黄色味の強い鮮やかな緑色である。葉は竹類の中では薄い。 和名の「カンチク」は「寒竹」と表記し、これは10月から11月にかけて若い芽、いわゆる「たけのこ」を地中に出すため。このたけのこは非常に美味で、炊き込みご飯や焼きたけのこ、汁の実や天ぷらにして食べる。 成長した稈は表面の光沢を生かすため、飾り窓や家具などに使われる。