カンザンチク のバックアップ(No.1)

カンザンチクとは、笹の一種である。
[添付]
画像出典:https://botanic.jp/plants-ka/kanzan.htm 「ボタニックガーデン」の「かんざんちく」のページから引用


科名:イネ科メダケ属
学名:Pleioblastus hindsii
原産地:中国
生態:常緑ササ類


 中国南部が原産の常緑ササ類で、わが国には関西地方以西で広く植栽されるほか、一部では野生化している個体も知られている。ササ類の中では最大になり、桿の高さは3~6mになる。稈の直径は2cm程度と細い。茎は株立ち状となる。茎上部の節からは3~10本程度の枝が箒状に出て斜め上向きになる。葉は全長15㎝から25㎝、幅1cmから2cmの細長い線形となり、先端が尖る。裏面は白く、表面は鮮やかな緑色である。小枝の先に7枚から11枚の葉がつく。
若い芽、いわゆるタケノコは出る時期が他のタケ類と比較してやや遅く、5月から6月にかけて土中から発生する。収穫期間が短いので、高級品の扱いを受ける。本種のタケノコは灰汁が少ないことからあく抜きなどの手間もかからず、しかも風味がよいので、特に鹿児島県では「大名タケノコ」という愛称で食用にされてきた。前述のように灰汁が少ないので、生で刺身にするほか、汁の実や天ぷらにする。
 成長した稈は箒の原料にも利用される。和名の漢字表記は「寒山竹」だが、これは本種から作った箒を、中国の唐の時代の僧侶兼詩人であった寒山と拾得を題材とした禅画に描かれた箒になぞらえたものである。

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