カカオとは、飲料植物の一種である。 [添付] 画像出典:夢の島熱帯植物館にて撮影 科名:アオイ科カカオノキ属 学名:Theobloma cacao 原産地:南米 生態:常緑小高木 南米が原産で、現在は世界じゅうの熱帯地域や植物園の温室で栽培される小高木である。樹高は4m~6mで、葉は互生し、両端が間接上に膨らむ。 花は幹や太い枝に集散花序につき、「幹生果」と呼ばれる性質である。ガクは5つに分かれ、5枚の花弁を持ち、赤色もしくは薄い黄色である。果実は長さが15㎝~30㎝のラグビーボール型で、表面には縦溝が入る。種子は長さ3㎝ほどで、ココアやチョコレートの原料にする。かつてはアフリカの諸地域において種子が果柄として用いられたことがあったという。