オニユリは、山野草の一種である。 [添付] 画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影 科名:ユリ科ユリ属 学名:Lilium lancifolium 原産地:中国 生態:多年草 山野に生息し、また花を観賞或いは鱗茎を食用にするため人家に栽培する多年草。 中国が原産で、古い時代に渡来したものが栽培される中で逸出し、野生化したものであろう。 鱗茎は直径5㎝~8㎝で、草丈は1mから1.5mになり、紫色の細かな斑点があって、白いひげ状の毛が生えている。 葉は長さ5㎝~15㎝で、葉腋に黒紫色のムカゴを生じる。夏に鮮やかなオレンジ色で、紫色の斑点を持った大きな花を咲かせる。和名のオニユリは、草丈の大きさを巨大な鬼になぞらえたもの。 鱗茎は「百合根」の名称で煮物やきんとんなどにして食用にされる。