エンダイブ()とは、西洋野菜の一種である。 [添付] 画像出典:立川市の商業施設にて撮影 科名:キク科キクニガナ属 学名:Cichorium endivia 原産地:東部地中海沿岸 生態:一年草 別名:キクヂシャ 東部地中海沿岸が原産の一年草草本植物で、わが国への渡来時期は意外と古く、江戸初期の本草学者・貝原益軒の著書『大和本草』には「オランダヂシャ」の名称で登場しているという。 本種はチコリと同種の植物で、葉は幅広で平たいものであったり、ないしは縮れていたりするものなどさまざまである。夏に50㎝~150㎝の花茎を出し、その頂点に直径4cmほどの淡青色ないしは青紫色のキク状頭花を咲かせる。それゆえ、「キクヂシャ(菊萵苣)」の別名がある。 普通2種に大別され、一方は葉の縮れた「カーリーエンダイブ」、もう一方は葉の平たい「エスカロールエンダイブ」である。葉はほろ苦い風味があって野菜として食用になり、サラダや炒め物、オムレツやスープの具材とする。日に当てると苦みが強く出てしまうので、遮光ネットなどの覆いをかけて完全に葉が白くならない程度に軟白する。