エノキタケは、食用キノコの一種である。 [添付] 画像出典: 科名:タマバリタケ科エノキタケ属 学名:Flammulina velutipes 原産地:日本 生態:担子菌類 秋から春にかけての寒い時期に、エノキ、カキ、コウゾ、イチジク、コナラ、クヌギ、クワ、ポプラ、ヤナギ、ケヤキ、ヤブツバキ、シイ、カシ、ユズリハなどの広葉樹の枯れ木などに発生するキノコである。特に、エノキの枯れ木に多く発生することから「エノキタケ」の名称がある。 傘の表面は滑らかで、湿っているときは強いぬめりと光沢がある。柄は黒みの強い茶色で、表面はなめらかで毛はない。ふつう、スーパーや百貨店で流通するものはもやしのように細く、傘も直径1㎝内外のものがほとんどであるが、これは瓶の中におがくずと種菌を詰め、光の当たらない冷暗所で栽培したことによる。近年は、このもやしのように栽培したものに出荷する直前に光を当て、傘が褐色になったものが「柿の木茸」の名称で流通する。 旬は11月ごろから3月ごろで、鍋物・炒め物・煮物・すまし汁などにして食用にされる。醤油や酒、みりんで煮てとろみを出したものが「なめたけ」と呼ばれ、ご飯のおかずやお茶漬けのお供として食され、近年は瓶詰にしたものが多く出回る。