アボカドとは、果樹の一種である。 [添付] 画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Avocado_On_Tree.jpg 科名:クスノキ科アボカド属 学名:Persea americana 原産地:北アメリカ 生態:常緑高木 別名:ワニナシ メキシコなど北アメリカが原産の常緑高木で、わが国には大正時代に渡来したが、当時はあまり普及せず、戦後になって普及した。樹高は6m~25mに達し、葉は楕円形で、枝先に密に互生する。円錐花序に淡い黄緑色の小さな花を咲かせ、花が終わると卵型の果実を実らせる。 果実は表面が細かなコブ状のもので覆われてデコボコしていて、この見た目からワニナシの名称もある。当初は緑色だが、熟すと黒みが強くなる。果肉は黄緑色で、中心に茶色の大きな種子が一つ入っている。この果肉はねっとりとした食感で、甘みはなく、果物というよりはむしろサラダやカリフォルニアロール(巻き寿司)、ディップペースト(ワカモーレ)など、野菜のようにして食す。良質な不飽和脂肪酸に富むので、「森のバター」と呼ばれ、ダイエット食品としても人気である。