アセビ のバックアップ(No.1)

アセビとは、有毒植物の一種である。
[添付]
画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影
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科名:ツツジ科アセビ属
学名:Pieris japonica
原産地:日本
生態:常緑低木
別名:あせぼ、あしび


 本州、宮城県以南の太平洋側から四国・九州に分布する常緑低木で、山野のやや乾燥した場所に自生するが、庭木として栽培することもある。
樹高は1m~7mほどになり、倒披針形から長楕円形の葉は枝先に集まり、葉身の上半部には浅い鋸歯がある。春に白いつぼ型の花を垂れさがるようにして咲かせる。園芸品種の中には、紅が差したような色合いになるものもある。
 花を観賞用とするために栽培されることもあるのだが、本種は花木のなかで最も虫や動物による食害を受けにくいとされる。というのも、本種にはアセボトキシン、アセボチンなどの配糖体が含まれており、食せばたちまち中毒症状に苦しめられるからである。この毒成分は人間にも効果があり、足がしびれるなどの症状が出るという。
漢字では「馬酔木」と表記するのだが、これは馬が誤って本種を食べてしまうと、馬が酔っ払ったように苦しむためである。
とはいえ、食さなければ何の問題もないので、今もなお観賞用の品種が流通し、栽培されている。春に咲かせる美しい花は、俳句や短歌の題材にされてきた。

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