アサザは、水草の一種である。 [添付] 画像出典:東京都薬用植物園にて筆者撮影 科名:ミツガシワ科アサザ属 学名:Nymphoides peltata 原産地:本州~九州、朝鮮、中国~ユーラシアの温帯地域 生態:水生多年草 我が国の本州から九州にかけての地域や、朝鮮半島、中国などの温帯地域に分布する水草である。各地の比較的浅い池や沼に生え、根茎は水底の泥の中を横に這うようにして張り巡らされている。 葉はスイレン?やハスを思わせるような形状で、長い柄を持ち、泥中の地下茎から出で、泥の中を這う水に浮遊する。夏に葉腋から数個の花茎を出して黄色い花を咲かせ、花は深く5つの合弁からなり、遠目から見ればカボチャの花を思わせる見た目をしている。 現在は琵琶湖や霞ケ浦に群生が見られていたが、近年は数を減らしている。現在は絶滅危惧種Ⅱ類に指定されているので、花が美しいからと、摘み取って持ち帰ってはならない。