アイギョクシは、果樹の一種である。台湾の固有種である。 [添付] 画像出典;https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Awkeotsang_Makino_Corner.JPG 科名;クワ科イチジク属 学名:Ficus pumila var. awkeotsang Makino 原産地:台湾 生態:蔓性樹木 台湾北部に自生する蔓性の樹木で、東アジアに産し、わが国でも「フィクス・プミラ」の名称で園芸植物として流通するオオイタビ?の変種である。母種のオオイタビと同じく、付着根でよじ登るつる性植物で、雌雄異株である。果のう*1はイチジクとよく似ているが、イチジクが熟すにつれて柔らかくなるのに対し、本種や母種のオオイタビは硬くなり、熟すと裂け、ペクチンを多く含むジャムのような物質とともに、ゴマの種子のようなごく小さい果実の塊を露出する。 ここの部分を取り出して裏返し、乾燥させたものを5分から10分の間に水「(カルシウム分の入った水でないとゼリー化しにくい))の中で揉み、ペクチン質の部分が水を吸ってゼリー状になったものをキンキンに冷やし、レモンシロップなどで味をつけてから「愛玉子(オーギョーチィ)」の名称でデザートにする。 中国では清の時代からデザートとして食べられていたという。学名は、植物学者の牧野富太郎が台湾に出張した際、現地名を付してつけられたものである。